サッカー選手

南米サッカー 個人技のすごさ

南米サッカーの魅力とは、色々あるほか各国にてスタイルの違いがあるため一概には言えない部分もありますが、まず昔から言われることは高い個人技を持った選手が沢山いるという事が挙げられます。

例えば、日本などアジア圏においては個人技に長ける選手が南米と比べると少なめのため、組織サッカーで個の力に勝とうとする国・チームが多いところがあります。一方、ブラジル・アルゼンチンといった国の選手は、優れたドリブル技術にて相手のゴール前まで持ち込み、味方にパスを出すことなく、自分でシュートまで打ってスーパーゴールを決めてしまう選手が当たり前のように存在します。そういったプレーは全員サッカーでショートパスをつないで少しずつゴール前にボールを運ぶサッカーよりも華があるため、サッカーのワールドカップでは大会開始前から南米の強豪チームの試合に大きな注目が集まります。

また、ドリブルやシュートだけでなく、高い個人技を持っているため、試合中で例えばアウトフロントキックで左サイドから右サイドに超ロングパスを送り、そのロングキックが逆サイドの選手の足元にすっぽり収まるような事が当たり前のように起こります。その度に技術の高さにスタジアムの観戦者・テレビでの観戦者は驚愕することになり、素晴らしい技術の発表会を観ているような気になりますので、この辺りも大きな魅力と言えます。その他、南米のサッカー王国・ブラジルには直訳すると、ずる賢さ・したたかさという意味になる「マリーシア」という言葉があります。

ただ、これはそんなに悪い意味ではなく、ブラジルの選手は問題ない範囲で実に巧みな方法でうまく時間稼ぎをしたり、ファウルをもらったりしますので、このあたりの技術の高さも密かな見どころの一つです。