ゴールへ切り込む

サッカー 個人技を繰り出す代表的な選手

Jリーグや海外サッカーの試合を観ていると、極めて高いレベルの個人技によって点をあげたりパスを行っているシーンを見かける事があります。個人技は、相手のタイミングをずらすプレーを習得していると成功しやすく、フランス代表ジダン監督が現役時代に行っていたマルセイユルーレット(1対1になった場合に半円を描くようなボール運びで相手をかわす)や、ロナウジーニョ・メッシのプレースタイルである敵にとって間合いが取りにくい独特なドリブルなどが特徴的です。彼らのドリブルは、ボールが自分の足にくっついているかのようにボールを扱う点も見応えとなっており、ゴールに近づくに連れてどんなボール運びやシュートをするかについてもチェックポイントとしておきましょう。

Jリーグの中では、フリーキックの名手である中村俊輔選手の個人技も有名であり、多くの蹴り方を持っている事でボールの曲がる角度や落ち方を変え、相手ディフェンス(フリーキック時に壁となって3~5人程度でゴール前を守る)やキーパーが対応できない場所にボールを放ります。

ディフェンスの中で高い個人技を持っているのが、浦和の槙野選手・鹿島の昌子選手等であり、相手と競り合う空中戦における体の寄せ方(ファールにならない程度の接触)や高く弾んだボールの読み、相手のドリブルタイミングを読んだ上でのボール奪取する技術は、Jリーグの中でトップレベルと言えます。攻撃的ミッドフィールダーやボランチの中で個人技レベルが高いのが川崎の中村選手で、最前線の選手へのボール供給能力はリーグ屈指であり、絶妙なスルーパスや周囲のチームメートとの連携は初めてサッカーを見る場合であっても感動するでしょう。